哲学生の日常-4

日常
HSPについて

私は、最近初めてHSPという言葉を耳にした。

HSPとは神経が細やかで感受性が強い性質を生まれ持った人のことであり、

全人口の約5人に1人はHSPと考えられるそうだ。

「色々なことが気になり落ち着かない」

「ちょっとしたことで傷つきやすい」

「簡単に結論の出るような物事であっても、深くさまざまな思考をめぐらせる」

「刺激に対する反応が強く表れやすく、疲れやすい」

「全体的に感情の反応が強く、共感力が強い」

「他人との心の境界線が薄く、相手の感情の影響を受けやすい。些細な刺激を察知する」

「他の人が気づかないような音や光、匂いなど、些細な刺激にすぐ気づく」

などのように、感覚に対して敏感な性質を持つ人のことのようだ。

が思うこと。

上記の事項に当てはまっているものがあると大抵の場合

「自分かもしれない。」

と、思ってしまう人が多い。

これは、占い師もよく使うテクニック(ここでそう称するのは相応しいかはわからない)に惑わされているかもしれない。

自分を決めつけないで欲しい。
占い師が使うテクニックといったが、要はバーナム効果のことである。
この語を知っている人も多いと思うが、簡単に説明すると、
誰にでも当てはまる要素に対し当たっているかも、、と思ってしまうことだ。
先の例を見て欲しいがHPSとは
「ちょっとしたことで傷つきやすい」「刺激に対する反応が強く表れやすく、疲れやすい」
「全体的に感情の反応が強く、共感力が強い」
などの例が挙げられている。
これらは日常生活で、感じることは多いのではないだろうか?
だからと言って私はHPSだ。と決めつけてしまってはいけない。
人は誰でも悩みを抱えるものである。
また人はそれぞれである。無理に自分を「これだ!」と決めつけるのは良くない。
最近は性格を、ある程度の枠組みで囲って分類する習慣があると思う。
サイコパスメンヘラ、などがいい例だ。
しかし、自分は自分なのである。たかが一つの言葉に自分を収束させる必要はない。
(そう決めつけて気持ちが楽になる場合もある。)
結局はアイデンティティの問題なのだと私は考える。
「自分とは何か」を見つけるために皆必死なのだ。
かく言う、わたしもそうなのでこの様に日々の記録をとっているのだ。

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