哲学生の日常-9

日常

それは次の言葉から学んだ。

『偏狭であればあるほど

天国に近づけると頭から信じて疑わない人々』-村上春樹

これは村上春樹の1Q84で述べられている、(ある宗教の)熱心な信者に向けての言葉だ。

私はマイノリティーであることは「特権」であり幸せになるための条件かもしれないと思っていた。

「権威」は”良いこと”なのかもと思っていた。

しかし、それはしばしは”早とちり”だったようだ。

私が前に述べたようにマイノリティーは特質であるため価値を帯びやすい。

が、それは個人の幸せと直結していないかもしれない。

マイノリティーの価値を過信して、幸せを見失っていないか。

他人を阻害して自分を持ち上げたところでそこに何が見えるのだろうか。

結局は孤独かもしれない。

進んで大衆の一部にならなくても良いと思うが、マイノリティーに属するために努力はすべきでないと思った。

 

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